軟骨成分コンドロイチン硫酸

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軟骨のコンドロイチン硫酸って何?

 関節軟骨の成分として有名な「コンドロイチン硫酸」。でも名前はよく聞くけど、その成分を詳しく知らない方も多いと思います。
 そこでこちらではコンドロイチン硫酸について調べてみました!

コンドロイチン硫酸はアミノ糖の一種

 コンドロイチン硫酸は、特に人間の皮膚と関節軟骨に多く存在している多糖(ムコ多糖)の一種。私たちの良く知っている植物デンプンやこんにゃくのグルコマンナンなども多糖なので、その仲間です。

 そしてコンドロイチンと聞いて真っ先に思い浮かぶのが関節痛サプリの成分ですよね。
 それはやはり関節の軟骨成分に多く含まれており、加齢による膝や肘、肩などの関節の痛みを和らげ改善する成分として非常に有名です。

 ちなみに関節成分としてもう一つ有名な「グルコサミン」はアミノ糖ですが、このアミノ糖とウロン酸やガラクトースが多数連鎖したものがコンドロイチンです。
 つまりコンドロイチンの中にグルコサミンが含まれている訳です。

 さらにこのコンドロイチン硫酸とタンパク質が結合したのがプロテオグリカンであり、医療業界でも今とても注目されている成分です。

関節成分の大きさ順番

プロテオグリカンについて詳しくはこちらのページをチェック!
⇒「プロテオグリカンで膝痛改善法」記事こちら

コンドロイチンの医療用医薬品は?

 コンドロイチン硫酸は医療用医薬品としても使われていますが、サプリなど経口摂取ではなく、腰痛や関節痛、肩関節炎などの患部に注射液で直接注入する治療が実際に行われています。

 というのも、確かに多くのコンドロイチン配合サプリが市場に流通していますが、基本的に口から摂取したものはさらに細かい栄養素に分解されてしまいますから、特に加齢による疾患では体内で自ら成分を作り出す力が低下しているため、経口摂取による効果が医学的にはっきり証明できないそうです。
 ちなみにこれはグルコサミンでも同じ事が言えます。

 ただ、プラセボ効果(プラシーボ効果)によって関節痛が改善されたと言われるケースもあるそうです。
(プラセボ効果とは、何の効果もないものでも特効薬と思い込むと、自己暗示によって体が本来持つ免疫力や自然治癒力を高めて、改善するもの)

コンドロイチンサプリに効果はあるの?

コンドロイチン硫酸についてご紹介していますが、皆さん気になるのが「コンドロイチンサプリに効果はあるの?」という事だと思います。

 膝や肘、肩、腰などの関節痛、特に高齢者に多いのが“変形性関節症”と言い、体内で自ら関節軟骨の成分を作り出す事が徐々に出来なくなって起こる症状です。
 しかしながら、加齢によって軟骨成分を自分で作ることが出来ないのに、その部品となる栄養素をいくら多く摂っても意味がありません。

 ちなみに通常は食事から摂取した栄養素で常に軟骨を維持していますが、1日1食や2食に減らすダイエットや極度の偏食によって軟骨を生成する栄養素が足りないという場合には、効果的なサプリメントと言えそうです。
 ただし、ごく一般的な食事をしていれば栄養素が足りないと言う心配はまずありませんから、あまり参考にはなりません。

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