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ロコモは膝の痛みに注意!
最近良く耳にするのが「ロコモ」と言う言葉です。これは「ロコモティブシンドローム」の略称で“運動器症候群”とも呼びます。
筋肉や関節など体を動かす上で必要なすべてを運動器と言いますが、運動器の低下によって将来的に介護の必要となる危険性を表したものがロコモというわけです。
日本整形外科学会と厚生労働省が、近い未来に予測される超高齢化社会を踏まえて、個々の健康寿命を延ばして出来るだけ自分で自立した生活を送れるようにロコモを提唱しています。
どんな方でも、できるなら自分の力だけで末永く健康的に生活していきたいと思うのは当たり前ですよね。ですが、老化は誰にも平等にありますから、ロコモ対策として日々の運動や筋力維持は欠かせません。
その中でも、体を動かす時に重要なのが足腰です。そして実際に高齢者の多くが悩むのも膝の痛みなど下肢に関わっています。
ロコモの3大疾患とは
ロコモの3大疾患と言われるのが、「骨粗しょう症(こつそしょうしょう)」「変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)」「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」だそうです。
骨粗しょう症
骨密度が低下して骨の中身がスカスカになってしまう病気。
変形性関節症
関節の軟骨が擦り減ったりして腫れや炎症を起こし、悪化すると関節が変形したりする症状。
脊柱管狭窄症
背骨の中にある神経が背骨の歪みや老化などによって圧迫されて腰痛や足の痺れなどの不具合が起こるもの。
この中で一番耳慣れない「脊柱管狭窄症」については、進行する要因や具体的な予防法がハッキリと分かっていませんが、「骨粗しょう症」や「変形性関節症」は、若いうちからの生活習慣の改善や予防がとても大切です。
ロコモにならないための予防改善
ロコモはまず、筋力の低下から始まると言われています。そのため、日々のちょっとした運動やストレッチがとても大切です。
そして「骨粗しょう症」の原因となる骨密度の低下には、乳製品を意識的に摂ることや日光を受けながらの散歩やウォーキングを、「変形性関節症」の大きな要因となる糖尿病や肥満にならないためにも、適度な運動と腹8分目の食事を意識しましょう。
現在、「骨粗しょう症」は約1000万人、「変形性関節症」の中でも膝関節の「変形性膝関節症」に悩む患者さんが約3000万人もいると推定されています。既に膝の痛みに悩んでいる方はもちろん、40代50代から早めに意識し生活を改善していきたいところです。
若い頃に膝に怪我をした方や運動不足を感じている方、姿勢の悪い方、太っていると認識している方などは、食事や運動に注意が必要です。
既に膝の痛みがある方におすすめ
変形性膝関節症で既に膝の痛みを感じている方の場合、関節の炎症を抑えるためにも急激な運動は厳禁です。かといって、ずっと安静にしていて治るものでもありません。掛かり付けの医師と相談しながらですが、少しずつ動かす事で筋肉の減少を防ぎ、症状の改善に繋がります。
また変形性関節症は、加齢などによって自分の力で関節軟骨を作る力が弱まって起きてくる症状です。そこで、軟骨成分を含むサプリメントも有効です。
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