雪の日凍結路のウォーキングは転倒に注意!

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雪の日凍結路のウォーキングは無理にしない

雪の日凍結路のウォーキングは転倒に注意!

 いつまでも健康な体を維持するために毎日のちょっとした運動はとても大切です。
 これは膝や足腰に悩みのある人でも同じで、頑張りすぎない範囲で歩いたりすることは血流の改善とともに歩行する筋肉を維持してくれる健康法ですね。外に少し出るだけでも全然違うものです。

 ただし、冬場のウォーキングにはちょっと注意が必要です。

 近年はあまり雪に縁のなかった地域でも雪が積もる事も多く、雪道や凍結路といった状況が多く見られるようになっています。
 そんな雪上や凍結した道をウォーキングするのは、目下の健康向上以上に大きなリスクがあるんです。

「毎日歩きたい」という気持ちはよく分かりますが、そんな方に是非読んでいただければと思います。

雪が降ると転倒者数は急上昇!

 先日2018年1月の東京に降った大雪でも、多くの方が転倒して怪我を負い、病院に運ばれました。雪が積もり始めた夕方から翌朝にかけての時間帯だけで、なんと229人もの方が救急搬送されたそうです。
 もちろん若い方でも転ぶ事はありますが、50歳前後からぐっと急増して60代から上の年代になると救急搬送される割合が圧倒的に増えます。

雪が降ると転倒者数は急上昇

(こんな凍結した場所は要注意。)

 また、救急搬送された内の3割以上が、骨折などで入院を要する中等症以上の怪我とのこと。しかも、1%未満ではありますが亡くなられる方もおります。

(※東京消防庁資料より)

 これは雪や氷の経験が少ない地域に限ったことではありません。
 雪国の方達でさえ、春から秋に比べて冬季間の転倒事故は格段に増えます。

 雪や氷でデコボコ、そして気が緩んだ途端に滑る。そんな状況の中、健康のための穏やかなウォーキングなんてまともに出来ないですよね。

それでも足腰の運動は欠かせないから

雪が降っても足腰の運動は欠かせない

(これで積雪10センチ、くるぶしが埋まるくらい)

 では、雪が積もってしまったら室内でじっとしてるべきでしょうか。
 いやいや、いくら外でウォーキングできないとしても毎日の足腰を動かす運動は、やはり欠かせません。

 外に出るのが難しい日は、室内で出来る簡単な運動を取り入れましょう。

 5分、10分と時間を決めて足踏みするのも有酸素運動ですし、小さな踏み台を使って数十回と上り下りするだけでも足腰の運動になります。
 もちろんご自分の体調に合わせて、無理をせず行うのが前提です。

 そして雪が残っていても太陽が顔を出したら、縁側や玄関先に出て日の光を浴びるようにするのも大切です。雪の上を歩かなくても日光浴は出来ますから。

 また、座りながら少しずつ足腰を動かしていく優しい運動方法もご紹介しています。よろしければご覧ください。

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