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関節痛(変形性関節症)歩くと痛い膝と更年期の関係
年齢が高くなるとともに増えるのが、関節痛の悩みです。
「手を高く上げると肩が辛い」「立ち座りの動作で膝に悲鳴」「階段の上り下りは関節が痛くて危険」など、症状のある関節に負荷を掛けた時に痛みを伴います。
体には約200本もの骨があると言われますが、皆さんご存知のように、骨と骨を繋げる関節部に不具合がある場合を関節痛と呼びます。
関節痛には「関節リュウマチ」や「偽痛風」、「骨肉腫」など、症状にもいくつかの種類がありますが、その大多数が「変形性関節症」です。
変形性関節症は、関節部にあるクッションの役割を持つ軟骨が加齢とともに変形・減少して炎症が起こり、腫れたり水が溜まったりといった症状が起こります。
中でも、体のほぼ全体重を支える負担の大きい膝の関節部の発症比率が圧倒的に高くなっています。
変形性関節症は男性でも女性でも同じように発症する病気ですが、男性に比べて1,5〜2倍ほど女性の割合が多いため、更年期障害の一つとして例えられることもあります。
炎症が慢性的になると、骨同士の摩擦や衝撃を吸収する機能はどんどん低下してしまうため、関節が曲がりづらくなり、痛みを感じる動作がより増えていきます。
変形性関節症になりやすい人と原因
変形性関節症は老化とともにすべての方にとって注意すべき病気ですが、発症しやすい人やその原因についての統計が報告されています。
1、長期的な関節への負担
高年齢による長期的な関節への負担や、肥満による負荷、スポーツ選手など激しいスポーツ歴、運動不足や加齢による筋力の低下なども、関節への負担を増大させる原因となり、関節症になり易くなります。
2、女性に多い
医学的にも理由はハッキリしていませんが、更年期によるホルモンバランスの影響や、男性に比べて筋力が弱い、骨盤が開きやすくO脚になり易いなどの理由が考えられています。
3、姿勢が悪い
猫背など姿勢が悪いと動作時に関節への負担が多くなります。また、O脚・X脚なども変形性膝(しつ)関節症の原因となります。
これらの統計から言える事は、関節にどれだけ無理な負担を掛けずに正しい使い方をしてきたかに尽きそうです。
もちろん、関節の使わな過ぎも筋力の低下となりますから、適度に運動をして姿勢よく健康的な生活を行うという事ですね。
自分でできる変形性関節症対策
変形性関節症は基本的に、関節に負荷をかけないように静止した状態では痛みがありません。
つまり、じっとしてると痛くないため一度辛い関節症を発症すると、多くの人が体を動かす事を嫌がる傾向にありますが、実際に必要なのは体調に合わせながらの適度の運動が大切になってきます。
問題のある関節部の筋力を付ける事で、関節への負担を減らし、症状改善への足掛かりとなります。
もちろん痛みがあるうちは無理をせず、ある程度炎症が改善してから徐々に動かすのが前提であり、症状が再発するような過度の運動動作は当然避けなければいけません。
痛みが酷いうちは湿布等で患部の炎症を抑えたり、評判の関節痛サプリメントも有効です。
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