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偽痛風の原因と症状は?
偽痛風は名前の通り、「痛風」の症状に良く似ている事からこの名前が付けられています。関節軟骨にピロリン酸カルシウム(CPPD)が沈着する事で関節に炎症を起こして、痛みや腫れ、発熱などがあります。そのため、「CPPD沈着症」「軟骨石灰化症」などとも呼ばれたりします。
他の病気に起因して起こる場合もありますが、一般的に高齢者に見られ、変形性関節症を一緒に患っている患者さんも多いです。
また、手や足の関節に現れる事もありますが、膝関節に発症する方も全体の6〜7割と言われており、ピロリン酸カルシウムの沈着が進行してしまうと、歩行が困難になる事もあります。
痛みの度合いは痛風に比べて弱く、関節リウマチと症状が似ているために間違われる事もあります。
ハッキリとした発症原因は分かっていませんが、軟骨の傷ついた部分に沈着しやすい傾向があり、加齢による衰えも関係があるとも言われます。
偽痛風は遺伝性が強く、世界的に見ても日本人は発症率が高くなっています。
偽痛風の治療と対処方法
偽痛風は尿酸結晶が原因の痛風と違って、骨と同じカルシウム主体の物質による炎症のため、X線による診断が可能です。そして、抗炎症薬による経口摂取が一般的に行われます。
症状が酷い場合には直接関節にステロイド薬を注入したり、患部の洗浄を行うこともあります。
とにかく関節に痛みを感じたら、偽痛風であれば特に命に関わる重篤なものではありませんが他の関節痛に似た症状も多いので、病状を確かめて最善の治療を行うためにも整形外科を受診する事がおすすめです。
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