- HOME > 膝の痛み関節痛の悩み > 膝関節痛は男性より女性が多い?
ひざ関節痛に悩む女性は男性より多い
男性も女性も年齢と共に増えてくる関節の痛み。ですが、この関節痛の悩みは、男性と女性で発症する度合いが変わってきます。
関節痛の中でも圧倒的に多いのが「変形性関節症」です。加齢とともに膝の軟骨やヒアルロン酸が減ってしまったり、O脚やX脚などの関節の歪みによって負担が掛かってしまう事で起きやすくなります。
しかも、変形性関節症は男性より女性の方が多く、膝の関節痛に関しては男性より女性が1,5倍から2倍多いと言われ、60代の女性では40%、70代では実に70%もの人が変形性ひざ関節症に悩んでいます。
女性に膝の関節痛が多い原因
女性に膝関節の変形性関節症が多い原因には、いくつかの要因が影響していると言われています。
女性は関節が柔らかい
女性は男性に比べて妊娠・出産のために関節が柔らかく出来ています。特に骨盤は開きやすく、O脚やX脚など膝関節が歪みやすい傾向にあります。そのため膝に変な負担が掛かり、慢性的な関節痛の原因となります。
女性は脚の筋肉が弱い
関節は軟骨などの構造だけでなく、筋肉によっても支えられています。ですが男性よりも女性は筋肉が付きにくいために負荷が掛かりやすくなります。
女性ホルモンの影響
更年期からの関節痛が多くなる原因として、女性ホルモンの低下があります。特にエストロゲンの分泌が減少すると骨粗しょう症になりやすくなったり軟骨が弱くなります。
閉経後の体重増加
閉経すると脂肪代謝が落ちるのも、女性ホルモンの分泌減少による影響です。そして体重が増加すればそれだけ関節への負担も増えます。
関節痛の対処・対策
変形性関節症は骨と骨のクッションの役割をする軟骨が傷んだり減少する事などから、関節が炎症を起こす病気です。
そこで、痛みを感じたらまず無理をしないように安静にしましょう。ごく初期の段階であれば湿布を当てるのも効果的です。
1〜2週間しても改善しない場合は、整形外科など専門医を受診しましょう。
ちなみに、膝が痛いからといって何ヶ月もずっと動かさないのは筋肉が衰えてしまい、良くありません。特に、運動する事が難しい高齢者にとって筋力の低下は、さらに悪循環を招きます。
痛みが無くなるのが先決ですが、急激にではなく徐々に動かすのも大切です。
また高齢者の方は、特に激しい運動や生活習慣は変わらないのに突然関節の痛みや違和感を感じ始めたら、関節の軟骨を作る成分が徐々に作られにくくなっている現れです。
末永く動ける体を維持するためにも、関節痛サプリで軟骨の栄養を意識的に摂取するのも効果的です。
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