- HOME > 関節痛を治す! > 変形性膝関節症の改善に食事療法で減量ダイエット
変形性膝関節症は食事で減量すること
高齢者の膝の痛みに多い変形性膝関節症は、まず膝関節の負担を減らす事が先決です。
特に早いうちから膝痛を発症する方は、体重による膝への負荷が大きな原因となっている事も多いです。
だからといって激しい運動などは変形性関節症に逆効果。関節の炎症を悪化させて良くありません。
そこで意識しなければいけないのが、日々に食事管理と減量ダイエットです。
もちろん、若者ダイエットのように激しいカロリー制限をしろという訳ではありません。暴飲暴食を避けて正しい食事療法によって体重を下げていくのが大切です。
ここでは、私の母が整形外科の先生とともに行った「変形性膝関節症と食事」についての注意点と、健康的な減量についてご紹介します。
膝痛を軽減する食事ダイエットのポイント
膝の痛みを軽減するための食事ダイエットは、スタイルを良くするとか急いで痩せるという目的ではありません。あくまで毎日の食生活を改善して無駄な体重を落とし、健康的に痩せる事が一番重要になります。
ですから一般的なダイエットのように、率先して運動も併用しなければならないという事もありません。まして、膝の負担を無すのが目的ですから、「食のスタイルを直す」と心掛けましょう。
それでは本題に入りますが、“バランスの良い食事”とか“食べる量を減らす”のは食事ダイエットの基本ですから誰でもご存知でしょう。でもこれってあまりに抽象的すぎて、いまいちピンと来ない方も多いはず。
そこで、必ず守ってほしい3つのポイントがあります。
・一口に30回必ず噛む事
・野菜類から手を付ける事
・炭水化物(お米やパン、麺類)を減らして、おかずを多くする事
この3つのポイントを守る事で、無理せずに減量しやすくなります。その理由を順に説明していきます。
一口に30回必ず噛む事
食べ物を口に運んだらその都度30回咀嚼(そしゃく)する事によって、食べ物を消化しやすくなる、たくさん噛む事で食事の時間がゆっくりになる、そして噛む行為と時間が脳の満腹中枢を刺激して、今までより断然少ない量で食事が満足できるようになります。
初めのうちは顎が疲れたり、何回も噛むのが億劫になるかもしれませんが、休みながらでも良いので必ず30回ずつは噛むようにします。
野菜類から箸をつける事
カロリーの低い野菜類から食べ始める事によって、食事全体の摂取カロリーを抑えやすくなる、食後血糖値の上昇を緩やかにしてくれる、消化しづらい食物繊維やビタミン類を吸収しやすくなるなどの効果があります。
ポイントは、一口分だけでなく盛りつけた野菜の小皿全部を食べてから次に移る事。
炭水化物を減らして、おかずを多くする事
ご飯やパン、麺類の炭水化物は生きるためのエネルギーとして必要不可欠ですが、たくさん食べればその分脂肪として蓄積されてしまいます。野菜を食べてからお味噌汁やおかずを中心にして、ご飯は少なめが理想です。
変形性膝関節症の食事ダイエットまとめ
いかがでしたか。食事ダイエットと言っても、3つのポイントを守るのはそれほど難しくないと思います。そしてこのポイントを守れば、いつもより食べる量が少ないのにお腹が一杯になってきます。
満腹を感じたら、もしまだお皿におかずが残っていても、無理して食べ切らずにラップを掛けて次の食事に残すようにしましょう。
この食事療法を繰り返していくと、徐々に自分の食事の適量が分かってくると思います。
膝は全体重のほとんどを支える関節ですから、お腹周りが気になる方は思ってるよりも痛みが軽減する効果が期待できますから、是非ご参考ください。
※この減量法は肥満を感じてる方が対象です。健康的な食事療法ですからどなたが行っても問題はありませんが、痩せ型の人がさらに食事量を減らしても膝の痛みに良い作用は一つもありません。
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