- HOME > 膝の痛み関節痛の悩み > ホームセンターのシルバーカーは大丈夫?シルバーカーと歩行器の違いは?
ホームセンターのシルバーカーはどうなの?
荷物を収納できて、歩き疲れたら座る事も出来たる機能があったりと、実用性が高いシルバーカー。
以前はカートや手押し車なんて呼ばれたりもしましたが、シルバーカーって呼び名もスマートで印象が良いです。
そんな人気のシルバーカーですが、価格は安くないんですよね。
だいたい1万〜2万円くらいするから気軽に買える商品ではありません。
そこで、身近なディスカウントショップとも言えるホームセンターにもシルバーカーが売られてるのを発見!
考えてみれば「シルバーカーってどこで買えるの?」なんて悩んでる方もいるかもしれませんが、ホームセンターでも大きめの店舗に行けばまず売ってるんですよね。
他の介護用品専門店と比べても値段だって魅力的だし、押してみたり座ったり実際に試せるから通販よりも自分に合ったものを選びやすい。
だから、あとは性能や品質面が大丈夫なのか気になるところです。
このページではそんなホームセンターのシルバーカーは大丈夫なのか、また選び方や使いやすさのポイント、さらに介護認定を受けていれば補助金で安く使えるシルバーカータイプの歩行車(歩行器)についても分かりやすく書いています。
ご参考ください。
ホームセンターのシルバーカーを選ぶポイント!
初めに言ってしまうと、私の周りでもホームセンターで買ったシルバーカーを愛用してる方がたくさんいます♪
作りがしっかりしてるものも多く、ちゃんと使えるし、安心して購入できます。
でも、商品によって使い勝手や特徴も変わってくるので、選ぶ時に気を付けたいポイントをご紹介しますね。
ハンドルの高さは自分の背丈に合ってる?
持つハンドルの高さはとても大切。
高すぎれば肩や腕が疲れるし操作もしづらい、逆に低いと背中や腰に負担が掛かります。
一般的に、自分の身長の半分より10センチ前後高いくらいが丁度いいと言われています。
そこで一番大切なのは、実際に押してみて使いやすさを比べてみる事。
通販と違ってホームセンターのような店内なら、触って試して充分に確かめる事ができるから嬉しいですね。
また、商品によってハンドル高が調整できるタイプもあるので、自分の背丈にあったものを選ぶようにしましょう。
構造上、坂道でも扱いやすいように、ハンドルに付いているブレーキレバーや停めておく際の駐車ロック操作の使いやすさ決め手のひとつ。
座る事ができる?
シルバーカーといっても、すべての機種に座る機能が付いてるわけじゃありません。
荷物を入れる機能だけのものもあります。
腰掛けられる商品が欲しい場合は、忘れず座る機能の有無を確認しておきましょう。
サイズ・重量・収納容量は?
シルバーカーには軽量のコンパクトサイズから荷物がたくさん入る大きめのものまで、種類も様々です。
そこで、ご自分の使用環境に合わせて商品を選びましょう。
ちょっとしたお散歩用なら操作しやすいコンパクトサイズを、ショッピングに使いたいなら荷物が入る収納が大きめの機種を、バスや電車を使うなら段差を乗り越えやすい軽量なものが良いでしょう。
あなたがどんなふうに使いたいかが大事です。
タイヤは大きい方が使いやすい
シルバーカーに付いてるタイヤは、サイズが大きい方が押しやすい(操作しやすい)です。
タイヤが小さいと、溝にハマったり小石に引っ掛かりやすくなります。
現在のシルバーカーは大き目のタイヤが主流ですが、それでも商品によって若干違いますから、迷ったら大きめのタイヤを選ぶと良いでしょう。
シルバーカーは福祉用具?歩行車(歩行器)との違いは?
「シルバーカーを介護保険で安く購入できないの?」という声をときどき耳にします。
勘違いしてる方もいらっしゃいますが、実はシルバーカーは介護保険の福祉用具として認定されていません。
これはホームセンターのものだけじゃなく、どこで売られてるものでもシルバーカーは補助の対象ではないんですね。
便利だけど、あくまで一般的な実用品(生活用品)に分けられています。
だから介護保険で安く買う事は出来ません。
ですが脚の筋力低下を感じてる方や、体力に不安のある人にとって、シルバーカーはとても心強い味方。つまり福祉用品と考えてもいいような気がします。
そうなんです。この“福祉用具”って呼び方の分類には明確な基準や決まりが無いんです。
だからお店によっては、シルバーカーを福祉用具として販売してる場合もあるんですね。
確かにシルバーカーを使うことで、足腰の弱い方の生活が改善される状況は多々あります。
ただし、介護保険が認定する福祉用具としては認められていないから、保険が適用されない訳です。
歩行車(歩行器)は認定された福祉用具
ちなみにシルバーカーに似た福祉用具に歩行車があります。
この歩行車は歩行器の種類のひとつで、車輪が付いてハンドルブレーキや荷物入れ、座れる機能もあります。
この歩行車は介護保険の適用が認められています。
では、この歩行車とシルバーカーは何が違うかというと、ハンドルに体重を預けても倒れたりひっくり返ったりせず安定する構造かどうかです。
シルバーカーは押して歩くためにハンドル形状が一直線のバータイプで、位置も後方にありますから、大きく体重を掛けると手前にひっくり返ってしまいます。
(一般的なシルバーカーは一直線のハンドル形状)
対して歩行車は歩行器ですから、体重を乗せて移動できるようにハンドルがコの字型やそれに近い形状で、4つのタイヤの中に立って移動できる構造になっています。
(ハンドルに囲まれるような状態で押すことができる)
つまり、杖などと同じように体重をかけて歩くことができます。
シルバーカーか歩行車かを見分けるには、ハンドルの形と位置、そして体重が掛けられる構造かどうかを見ます。
歩行車の介護保険適用はレンタルのみ!
「介護保険が適用されるなら歩行車の方が良いじゃない」と思った方のために、補助(保険適用)が認められる幾つかの制限があります。
まず、歩行車に介護保険が適用されるのはレンタルの場合のみです。購入に関しては補助金が適用されず全額実費(自己負担)となります。
介護保険に認定される福祉用具でも、購入の際に補助金が戻るものとレンタルのみ補助されるものの2種類あり、歩行車はレンタルのみです。
レンタル料は月々200〜300円程度のものが一般的です。
次に、各都道府県から特定(介護予防)福祉用具販売事業所に認定されたお店での販売・レンタルのみが、介護保険の対象となります。
つまり、都道府県から認定されていないお店からの購入・レンタルは、商品がいくら素晴らしい福祉用具であったとしても、介護保険は適用されません。
歩行車の介護保険適用についてまとめると、
・レンタルのみ
・認定されたお店(事業所)のみ
の2点を、歩行車を選ぶ際には必ず確認しましょう。
シルバーカーについてまとめ
ホームセンターに売られているシルバーカーから福祉用具の歩行車、適用される介護保険などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
少しでも参考になれれば嬉しいです。
お天気が良いとお散歩に出掛けたり、ちょっと遠出の際には荷物を入れたり腰掛けたりできるシルバーカーは、とても重宝します。
どんどん新しいデザインのものも増えて、便利なだけでなくオシャレに使える商品もたくさんありますから、ご自分にぴったりの1台を見つけて頂ければと思います。
健康にとって体を動かす事、特に歩くことはとても大事です。
ですが「まだ若いから」と無理をしたり意地を張ってしまうと、転倒事故や骨折など大きな怪我に繋がることもありますから、ご自分の体調と相談しながら若々しくお過ごしくださいね。
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