膝の骨肉腫

膝の骨肉腫の原因は?

 膝の骨肉腫は膝周りの骨や稀に骨周りの腱や靭帯にできる悪性腫瘍です。全身に発症する骨肉腫の中でも膝の周辺に現れる事が多く、半数以上と言われています。

 現状ではその発生理由がハッキリと解明されておらず、遺伝的な要因があると言われます。
 発症する年齢は多くが20歳未満と若く7割を超えます。その他、50代60代の発症率も近年増えています。

骨肉腫の症状

 骨肉腫はほとんどが骨に現れるため初期段階での視覚的症状は乏しく、次第に痛みを感じるようになりますが若い世代の発症率が高いため、疲労や筋肉痛として放置されてしまう事も多いです。

 悪化するにつれて患部が腫れて来たり、スポーツ時の病的骨折として発見されるケースも少なくありません。
 膝関節に次いで肩周辺が多なり、幼児などは痛い患部をかばって不自然な動作や運動を嫌がるなどの挙動が見られます。

骨肉腫の治療法

 骨肉腫の治療法は、外科手術による患部の切除と抗がん剤による化学療法が一般的です。
 以前に比べて現在では治癒の可能性も高くなっており、60%以上の患者さんが寛解しています。

 もちろん、多部位に転移のない早めの発見がとても重要ですから、関節の痛みが長く続いたり腫れが引かないなどの症状がある時は、まず整形外科へ受診しましょう。

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